FXの税金
FXには2通りの取引方法があり、どちらを選択するかによって
税の取り扱いが変わるというちょっと複雑なしくみになっています。
現在多くを占めるのが、取引所を通さずにFX会社と投資家との間で直接やりとりする「店頭取引」です。この取引の場合、為替差益や受け取ったスワップポイントなどの利益は「雑所得」として、給与などと合わせて「総合課税」の対象となります。
サラリーマンなら、原則として利益が20万円以下であれば確定申告の必要はありません。複数の口座でFXを行っているなら、それぞれの損益を相殺することも可能です。利益が20万円を超えると確定申告を行って税金を支払うことになりますが、このとき所得が高くなるほど税率も高くなるのがポイント。同じようにFXを行っていても、所得の高い人ほど高い税金を支払うことになり、また利益が大きくなるほど高い税金を支払うことになります。
もう1つの取引方法は、東京金融先物取引所が運営する「くりっく365」を通じた「取引所取引」です。取引の手順などは「店頭取引」と基本的に同じですが、取引所が定めたFX会社に口座を開く必要があります。「取引所取引」の場合、税金は一律20%と決められているので、ほかの所得に影響されることはありません。また、株式先物取引などの損益と相殺することができる、損失の繰越ができるなど税制上のメリットもあります。
ただし、「取引所取引」には取引できる通貨の数が限られているなど自由度に欠ける面もあり、今後のサービス拡充に期待したいところです。どちらの取引方法が有利かは、使いやすいツールや必要な情報が提供されているどうかなど多面的に判断することが大切です。いずれにしても、ついうっかり払い忘れるなんてことのないように気をつけましょう。
店頭取引の場合の税金
| 課税所得 | 所得税+地方税 |
|---|---|
| 195万円以下 | 15% |
| 330万円以下 | 20% |
| 695万円以下 | 30% |
| 900万円以下 | 33% |
| 1800万円以下 | 43% |
| 1800万円超 | 50% |
取引所取引の場合
| 課税所得 | 所得税+地方税 |
|---|---|
| 一律 | 20% |



